最近の日記

千代崎元昭テノールリサイタル

天神祭りでにぎわう酷暑のの日曜日、久しぶりにフェニックスホールへ出かけました。
今回の千代崎さんのリサイタルは、スカルラッティ、ベッリーニ、トスティ、そしてザンドナイからそれぞれ4〜6曲を選んだ意欲的な構成でした。
それぞれの作曲家の個性がはっきりと浮き彫りにされる歌唱で、そのままイタリアの歌曲の歴史を見るような構成です。
中でもトスティの「アマランタの4つの歌」は絶品だと思いました。
彼の豊かな低音部の響きが、この歌の陰影ある深い表現にぴったりです。
まさにダヌンツィオの詩の世界を、声が語るという気がしました。
ザンドナイからはアリアを2つと歌曲3つを歌われ、歌曲とオペラの融合性がそのまま感じられるものでした。

ピアノ伴奏は奥様の斉藤京子さんで、このピアノがまたすごいのです。
彼女はヨーロッパでは既に定評ある有名なピアニストで、私は今、彼女のスカルラッティに特に惚れ込んでいます。
アマランタでの大胆にして深い表現にも、唖然とするほどの戦慄を覚えました。
まさに、この二人でなくては到達し得ない境地でしょう。

コスタロマンチカ号でのクルーズ、総括

初めてのクルーズでしたが、思っていた以上に楽しめて、私は大満足でした。
乗船していた日本人の中には日本船と比べてどうこうと不満を言う人もいましたが、幸い比べるための経験が全くない私は、初めてのクルーズの何もかもが面白くて楽しいことばかりでした。

クルーズで一番の心配は船酔いでしょう。
幸い、私が船に乗っている間はほとんどがお天気も良く、最後の夜以外は大して揺れることもありませんでした。10日の済州島あたりから低気圧が発達してきていましたが、雨もたいしたことはなく、波は少し荒かったけど別にグラスが滑って落ちるほどではありませんでした。
クルーズ用の船にはフィン・スタビライザーという船体安定装置が付いていて、24時間コンピューター制御で働いていてくれるんだそうです。
船では船酔い予防のお薬も無料で配ってくれますし、それでもダメな時は医務室で注射一本打ってもらえば2,30分で効き目が現れます。ま、私はどちらも必要としなかったので、周りの人から聞いた話ですが。
むしろ私の心配は泳げないことで、少しでも海が荒れてる時はオープンデッキには出ませんでした。万一にも海に落ちたらおしまいなので。普通は絶対そんなことがないように高めの壁がデッキにめぐらされていますが、揺れてる船の上では恐怖心が倍増します。船室で一番先に確認したのも救命胴着の置かれてる場所でした。

中国人のドレスコードは時々びっくりするようなのもありましたが、まあ裸で歩いてるわけじゃなし・・・。昔、日本の○○さんの団体旅行なんかで、スリッパにステテコ姿でパリのホテル歩いてたなんて話も聞きましたから、中国人の一部の人たちは今そういう段階なのだと思います。だいいち、ほとんどが中国系の乗客なんですから、私たち日本人は少数派。欧米人が日本船に乗ったら、やはりカルチャーショックを感じるのではないかしら?
私は、何よりも日本での習慣を引きずって旅するのは、面白くないと思う性質なのです。旅はその国と人を肌で感じるためのものだと思っています。今回のコスタロマンチカは、まさにチャイニーズテイストのイタリア船という一石二鳥の非常に面白い環境でした。
ある意味、コスタ社が中国中心の東アジアのクルーズに船を投入してきているのは正解だと思います。だって、イタリア人も中国人も食べることとおしゃべりが大好きな人種ですもん。

ちょっと心配だった語学の壁も、なんてこともなかったです。乗客は中国人が大半で、クルーはイタリア人、他のスタッフはブラジル、フィリッピン、中国などと、非英語圏の人が主流ですから、英語以外の言語も飛び交う場でした。ずっと同じ船内で暮らすためお互い知り合う時間があるし、スタッフは言語に対する勘がするどいので、片言英語と身振り手振りで簡単なおしゃべりも可能でした。実際の会話の中では、簡単な会話さえできれば語学の熟練度よりも話す内容と雰囲気のほうがものをいうと感じました。
私はなぜか子供に人気があるようで、よく気安く話しかけてきてくれます。たぶん、目線やボディランゲージが子供並みに単純明快だからではないかと思います。子供と仲良くなると親世代ともお話しやすいし、けっこう得な性格かもしれません。

このクルーズには車椅子使用の方たちも何人か乗っておられました。優先的に乗下船させてもらえますし、ターミナルから船までバスを利用する時にはスロープも設置されます。船内には十分な数のエレベーターもあり、どのフロアにもほとんど段差がありません。車椅子での旅行はやはり飛行機や鉄道などで不安なことが多いので、クルーズこそ理想的な旅行手段ではないかという気がします。ターミナルや船に車椅子が備え付けられていて、サポートもしっかりしています。車椅子利用者から直接お話を伺うこともでき、これなら車椅子でも大丈夫と感じました。私の親族や友人には、常時でなくても車椅子が必要な人間がいますので、クルーズに誘ってみようかと思いました。

コスタロマンチカのクルーズで特に印象に残ったのは、船のスタッフが明るく陽気で、しかもとても仕事熱心だったことです。私が女の一人旅だったせいかもしれませんが、出会うといつも何かしら声をかけてくれましたし、用事を頼むとうれしそうにいそいそやってくれます。絶対に楽しませてやるんだという気迫のようなものを感じたのは、私だけでしょうか?

クルーズというのは、自分に合った船を見つけるのがポイントだと思いました。
非日常的豪華さを求めるか、日本的環境の中で安心して過ごすことを求めるか、きさくで陽気なクルーズか、静かで穏やかな環境ときめ細やかなサービスか・・・etc、それぞれに合ったクルーズがあるようです。
次回のクルーズは9月に行く予定で、すでに予約済みです。今度はプレミアム船といわれるシーボーンクルーズの船です。
コスタの船とはまた違う楽しみがありそうな気がしています。
 

コスタ・ロマンチカ〜船内にて

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このクルーズは二名一室でひとり7万円台の破格値なので、一泊1万円ちょっと。しかも3人目4人目の子供は無料というお買い得です。
もっとも、私は一人で乗ったので、割増料金が6割かかり、10万円超えてしまいましたが。船は二人以上で乗るほうが得なんですね。
日本船は日本語が通じるから不自由がないかもしれないけど、一泊5〜6万円が相場だそうです。
コスタロマンチカ号には日本人コーディネーターが乗っているので、何か問題が起こったら対処してくれますし、船内新聞も日本語の物が届きます。
私は新聞以外でお世話になることはほとんどなかったのですが、語学ができなくても不自由に感じたことはありませんでした。
飛行機代がかからなくて、船なので移動の苦労もなく、しかもお食事やエンターテイメントもしっかり付いてこのお値段は、本当に素晴らしいと思います。これがカジュアル船の良さですね。
今回は特に博多発着なので飛行機代もいらないし、船の旅なので荷物の重量も気にしなくていいし、寝てる間に目的地まで連れて行ってくれるというのがラクチン。

お船の旅ってデッキチェアに座って本でも読んでるしかない退屈なものだと思ってる人もいるようですが、とんでもない!
毎日とってもたくさんの催し物があって、どれに参加しようかと迷うほどでした。ほとんどが無料なので気楽にあちこち渡り歩いていました。
イタリア語やダンスのレッスン、ゲーム、コンサートやショーもあり、深夜まで楽しいこと尽くし。専属の歌手やダンサーが乗っていて、コンサートやショーに出演して盛り上げています。ビンゴやゲーム、講座やダンスレッスンなどはアニメーションチームというメンバーが担当していて、中でもダンスの達者なエルヴィオは若くてハンサム。よくおしゃべりして、私も簡単な日本語の挨拶を教えたりしていました。
船内ではほとんどが英語と中国語で、日本人船客はどうも日本人だけで固まってしまう傾向がありますが、私はこの性格なので、語学も出来ないのにひとりであちこちに出没していろんな国の船客やスタッフとおしゃべりに興じていました。英語も基礎の会話で十分だし、中国語は発音できないけど書けばある程度通じます。それに、私はバイリンガルというしゃべる電子辞書を持っていったので、日常会話程度ならけっこう役に立ってくれました。スタッフの中にはイタリア人やスペイン語圏の人も多かったので、彼らの母国語でしゃべってくれる機械に驚いていました。

船内での食事は1日に7回供されます。早起きさんのための簡単な朝食、普通の朝食、朝のお茶、昼食、午後のお茶、夕食、夜食。
全部しっかり食べるとどうなるかやってみたかったけど、さすがに結果が怖くて、適度に選択しました。
コスタロマンチカはダイニングはひとつで、日によって2交代制の日とオープンシーティング(時間内いつでもOK)の日があり、船内新聞でお知らせがあります。朝はダイニングもブッフェスタイルですが、昼と夜はメニューから好きな料理を選んで持ってきてもらいます。お料理はイタリアンと中華で、わりと日本人に合うと思います。特に中華の点心は馴染みがあるせいか食べやすかったです。
ダイニングでは、食事の最中にいきなり音楽が始まってシェフやウェイター達が入場してきて(写真参照)、最後にミニ花火を立てた大きなケーキがかつがれてきたり、クルー達の入場行進もありました。なぜか音楽に合わせて皆でナプキンを振り回すイベントも。
ダイニングの他にもブッフェやカフェ、バールがいろいろあって、気楽に食べたい時はそちらを利用できます。昼食に屋外ブッフェでホットドッグやハンバーガーを食べたり、メキシコ料理を楽しめる日もあったり、スイーツの食べ比べも楽しいです。
ダイニングやブッフェでは、カラトリーはお箸とスプーンも使えます。お水やお茶は無料ですが、お酒は有料。
ブッフェでナイフの汚れが取れていなかった時と、ダイニングでグラスの油膜が残っていた時、ウェイターを呼んで言ったら、すぐに詫びて取り替えてくれました。その後、カラトリー置き場などで点検している姿も見かけました。

このクルーズでは6泊のうち1日だけドレスコードがフォーマルの日がありました。あとは全部カジュアル。
ドレスコードというのは、昼間はどんな船でもカジュアルですが、夕食の頃からおしゃれ度の指定があるんですね。
とはいえ、今回のクルーズではフォーマルと言ってもタキシードや裾を引くようなイブニングドレスは見かけませんでした。ちょっとおしゃれなワンピースに派手めのアクセサリーやショールくらいで十分です。うんとおしゃれしたい人には少々不満もあるかもしれません。

日本人とばかり話してたら外国船に乗った意味がないので、私はよく中国系の人達のテーブルに割り込ませてもらいました。
中国人といってもさまざまです。
中国本土の北京とその周辺に住む人達が多かったようですが、世代によって雰囲気はまったく違います。家族で乗っている人が多いのもこのグループ。田舎のご両親を連れて参加された若い家族という感じの人達も多く、旅行社のツアーで来てるのかなと思える集団もいくつかありました。全般的にあまり英語は通じないことが多かったです。3世代連れ家族は親孝行の旅でしょうから、ストレスになってはいけないと割り込むのはご遠慮しました。家族連れの集団からちょっとはみ出していた若い女性二人連れと同席して、筆談と初歩の英会話で少しお話できました。女一人でおしゃべりしたいそぶりで近寄っていけば、中国人でもけっこう仲間に入れてくれることがわかりました。
一番おしゃれなのは北京や上海、大連の新人類(というらしい。本当かな?)で、私は比較的若いIT関係とアパレル関係、貿易関係の企業家とお話できました。この人達はネットにも詳しいし英語がかなりできます。IT用語は世界共通なので、少しプログラミングの話もできたのが楽しかったです。
そして、年配者が多い華僑の人達もいます。海外で長く働いていた人達で、引退後はいろんなクルーズを楽しんでいるご夫婦が多いです。この人達の英語はとても上手で、社交性も高いです。私はジャカルタやアメリカで働いていたご夫婦2組と仲良くなりました。

船室はひとりで使うには十分すぎるほどで(写真右)、シャワー、トイレ、ミニバー、金庫なども揃っています。エアコンも各船室で調節可能で、つまみを回す簡単な方式。ただ、背の低い私には届きにくいほど高い位置にあります。
ドレッサーの机の上においてあるミネラルウォーターは有料で、蓋をあけると料金が発生します。水のペットボトルは8階のグランバー・ピアッツァでも売っていますが、ブッフェのウォータークーラーからもらってくるとただです。
コスタロマンチカ号には乗船客が使える洗濯機はないので、船室に備えてある袋に入れてクリーニングに出します。価格は意外と安かったので、ブラウスやパジャマなど2回利用しました。翌日には出来上がって返ってきます。
この船では船室に時計はありません。私はパソコンや携帯電話で時刻確認したりアラームかけたりしましたが、本来、イタリア船で時間を気にするなんて野暮なことなのかもしれませんね。

私の船室の担当はマロンというフィリッピン出身の若い男性で、とても親切でよく気がつく人でした。廊下で出会ってもすぐに私を見つけて声をかけてくれますし、仕事ぶりも非常にまじめで、いつ寝てるのかしらと思うほどよく働いていました。連日の長時間勤務で疲れもたまっているだろうに、いやな顔ひとつせずに働いてくれます。普通のホテルだったら一日一回のお掃除ですが、この船では最低でも日に2回は掃除やゴミ集めをしていました。本来チップはクレジットカードに定額課金されるのですが、仕事ぶりが気に入ったのでそれとは別に少しですがチップを渡しました。

船内での最後の夜は、日本人だけ10階ブッフェ・ジャルディーノの一角で特別ディナーが供されました。しかも生演奏つき。お料理はイタリアンのコースで、シェフも力の入ったお料理を用意してくれて、六回のディナーのうちで一番おいしかったです。私は知り合った日本人以外の方たちともご挨拶したかったので、先にダイニングの近くで次々知り合いをつかまえて最後の夜にご一緒できないわけを説明してました。

コスタ・ロマンチカ〜寄港地

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6日は釜山に寄航。
エクスカーション(オプショナルツアーみたいなもの)をいっさい申し込まなかった私は、ひとりで船を降り、地下鉄を利用してチャガルチ市場へ行きました。
普通の市民も買い物に行く市場で、釜山の食を担っている大きな市場です。
周辺にはレストランもたくさんあり、行き当たりばったりに飛び込んでお丼みたいなのを食べてみたのですが、鮮度はとても良かったです。ただ、少し辛さがきつかったので減点。
この日はカメラを忘れて出かけたのが残念。

7日は終日クルーズで、8日に天津港に到着。
天津港のターミナルは先月オープンしたばかりの新しい立派な建物です。(写真左)
ここでは桟橋に降りるのではなく、ターミナルからボーディングブリッジみたいなのが伸びてきて、船に接続されます。(写真中)
乗客はそのブリッジを渡って直接ターミナルにはいるわけです。
手続きを終えてターミナルを出るとタクシーが並んでいたので、天津市内中心までの往復料金を交渉。
ほとんど英語が通じないので、プリントアウトした住所とバイリンガル(しゃべる電子辞書)を駆使して交渉成立。和平通りまで往復で350元は4500円ほど。安いのかどうかよくわからないけど、私が納得してたらそれでいい。旅行社のツアーは日本語ガイドがついて1万7千円だったから、4分の1強というお値段だもの。
女性ドライバーだったので、お互い片言で気楽におしゃべりできたのも楽しかった。
和平通りは銀行やブランドショップが建ち並ぶメイン通りですが、そのひとつ外れた通りにはごく普通のブティックやカフェ、アクセサリー店などがいっぱいあります。
昼食に英国風のスモークサーモンのサンドイッチを食べ、お土産を漁ってうろついてきました。
昼食はコーヒー付きで500円ちょっとでしたがボリュームも味も満足。サーモンがしっかり厚くてたっぷり入ってました。
お土産は中国名産の細工茶をメインに。
日本では希少な翡翠がとても安くて、普段使いのペンダントもひとつ買いました。
お茶を頂きながら、ゆっくり品物を選べるのも優雅な気分です。
3時までに市内を出発しないとラッシュアワーに引っかかるようなので、早めに帰船。それでも帰りは往きより10分余計にかかって50分のドライブでした。
でも、時間の読みを誤った人がいたらしく、出港は半時間ほど遅れました。

9日はひたすら海を走り、10日に済州島に到着。(写真右=港風景)
新市街中心までシャトルバスが出てたけど、日本語タクシーがいたのでそれに乗って新市街まで往復しました。
料金は1日乗って20,000ウォン。1円が13ウォンくらいですから、1500円ちょっとというところ。申し訳ないくらい安いタクシー料金です。
ドライバーの人柄も良く、とても勉強熱心な人で、日本語をネタにおしゃべりが続きました。
お昼はアワビの釜飯を食べましたが、たくさんの小皿に副菜が盛られてスープと一緒に出てきます。
ほぼ食べ終わるとミニ土鍋にお湯を注ぎ、おこげをこそげ取ってお茶漬け風にして食べるのも教えてもらいました。
食後のコーヒーは何杯でもただで、一人前が1,300円ほど。
その後、普通の市民が行く市場やお店に連れて行ってもらい、韓国ノリや袋物、それに子供のドレスやアクセサリーも買いました。
駅の地下街に子供のお誕生会グッズを売ってる店があり、ちょうどバーゲンの時期だったらしく、ドレスも半額で買えたのがうれしかったです。
観光客向けの免税店にもトイレ休憩で立ち寄ったのですが、どれも何倍もの値段で売られていました。
済州島でも時間通りに帰船できなかった人がいたようで、数人船に帰ってこないまま出港となりました。
その人たち、一体どうするのかしらと心配してしまいました。

今回は寄港地すべてで下船して歩き回ってきたので、結構忙しかったような気がします。
でも、家事をしなくていいので、全部自分の時間と思うといろいろ体験したくなってしまうのですよね。

コスタ・ロマンチカ〜博多にて

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7月5日に博多港を出港。
荷物は3日前に宅配便で送っておいたので、博多港のターミナルで受け取り、チェックインしてから荷物を船のスタッフに預けます。
ターミナルから船までは専用のバスで移動。

お船ってどういう風に乗り込むものなのか、とても興味を持っていたのですが、桟橋に着いて大きな船体のどてっぱらにぽっかり入り口が開いているのを見てびっくり。
桟橋からちょっと傾斜があるミニ橋みたいなのを歩いて渡ると、もうすぐにお船の中です。
実は、私はお船に乗り込むには長〜いタラップを上の方のデッキまで登って行くのかなと思っていたのでした。
なるほど、これなら車椅子でも簡単に乗船できます。
チケットを渡してコスタカードをもらい、キャビンに落ち着くと、ほどなく荷物が届きました。
コスタカードはキャッシュカードみたいな磁気カードで、船の中ではお財布がわりになり、身分証にもなります。
便利にできているものですねぇ。

荷解きしてちょっと船内を探検しているうちに、乗船説明会の時間。
午後5時から9階のバーラウンジで船内生活の概要が説明されました。
ダイニングはボティッチェッリ・レストラン。
イタリアンと中華の2種類のコースから選択して夕食を食べられます。
味はまずまずですが、スモールポーションと頼んだのに食べきれないほどの量でした。
ダイニングのスタッフはとてもフレンドリーで、いかにもイタリアンの船という感じです。

8時からはキャプテン主催のウェルカム・カクテルパーティーに出かけます。
船長はピエトロ・シニージというイタリア人で、ラウンジの入り口で待ち構えていて一緒に写真におさまってくれます。
イタリア人だということなので、ブォンナ・セーラ(こんばんは)と挨拶すると、とても喜んでくれました。
この船長さん、その後もクルーズ中、船のいたるところで出会いましたが、とても愛想が良くてサービス精神に富んでいます。
無料のカクテルを頂き、クルーやスタッフのご挨拶を聞いて、深夜までパーティーは続きました。

写真は、ダイニングでの風景2枚と船長。

初クルーズ

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先週、初めての船旅に出かけてきました。
クルーズというと、日本人はクイーンなんとかというような豪華客船をイメージすしがちですが、客船にも実はいろいろあります。
今回私が乗ったのはいわゆるカジュアル船と言われるリーズナブルな価格のお船で、コスタ・ロマンチカと言います。
6泊7日の比較的短い期間で中国韓国を廻ってきました。
主人は仕事があって行けず、私一人での旅行でした。

船籍はイタリアのジェノヴァで、クルーはイタリア人が多かったのですが、ウェイターやキャビン担当者は東南アジア系と思われるスタッフが多かったです。乗客の大半は中国系の人たちで、日本人は70〜80名くらい。
博多港から釜山、天津、済州島を廻って博多港に帰ってくる旅程。本来のコースは天津発着で同じコースを何度もぐるぐる廻るため、博多発着のコースも設定できたようです。
イタリア船でチャイニーズテイストの旅というのも、なかなか面白いものです。

写真は乗船風景と船体。
乗客1000人を超える大きな船なので、なかなか全体を撮影することは困難です。

8月のコンサート

「帝国ホテルの音楽曾 祈りと安らぎのコンサート」

★日程 2010年8月25日(水)
★時間 受付18:15、開演19:00
★出演 伊藤 聡子(ソプラノ)、橋爪 万里子(メゾ・ソプラノ)、萩原 恵里(ピアノ)
★会場:帝国ホテル大阪 チャペル(4階) ※全席自由席
★料金 お1人様 3,500円(消費税込)インペリアルクラブ会員特別料金 3,000円(消費税込)
★曲目 千の風に乗って、長崎の鐘、涙そうそう、アヴェマリア
アメージンググレイス、トロイメライ、乙女の祈り、亜麻色の髪の乙女 ほか

※受付にてレストラン、バー・ラウンジをご利用いただける優待券をお渡しします。
共催 社会福祉法人 産経新聞厚生文化事業団
※入場料の一部は社会福祉事業に寄託されます。

このホテルのチャペルは天井が高くて音響が良く、清らかな祈りと安らぎの場であるチャペルにふさわしい曲の構成です。
澄みきった歌声とピアノの音色が織りなすハーモニーが、心のすみずみまで癒してくれることでしょう。

お申し込みは、下記メールフォームから。

http://www.bautta.com/form/form.html

枚数と送り先をお知らせ下さい。

7月のコンサートのお知らせ

『千代崎元昭 テノールリサイタル』

圧倒的な声を誇るテノール千代崎元昭氏のリサイタルです。
3月のサロン・コンサートでお聴きいただいてファンになられた方も多いと思います。
イタリアの歌曲、アリアをじっくりお聴き下さい。

★日時 2010年7月25日(日)14:00開演
★会場  ザ・フェニックスホール(大阪市、地下鉄梅田駅より徒歩8分)
★出演  千代崎元昭(Ten)  斎藤京子(Pf)
★曲目  ベッリーニ/6つのアリエッテ トスティ/アマランタの4つの歌
      ザンドナイ/オペラ「フランチェスカ・ダ・リミニ」より“すみれの花飾り”他 
      A.スカルラッティ/すみれ 他
★料 金 前売 ¥4,000 当日 ¥4,500
(学生前売 ¥3,000 学生当日 ¥3,500)
 座席:自由席

ザ・フェニックスホール公演カレンダー
http://phoenixhall.jp/calender/2010/7

問い合わせ先 千代崎元昭テノールリサイタル実行委員会 080-3922-4167(担当:近藤)

こちらからも前売り券の申し込みができます。↓
http://www.bautta.com/form/form.html
 枚数と送り先を書いて送信して下さい。劇場取り置きも可。

サロンコンサート『男と女、嫉妬と純情』

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一昨日3月30日に、久しぶりにサロンコンサートを催しました。

サロンコンサート『男と女、嫉妬と純情』
出演者:岡崎他加子、千代崎元昭、油井宏隆、福田和子(ピアノ)
 第一部:歌曲、カンツォーネ、『仮面舞踏会』3幕1場
 第二部:歌劇『オテロ』よりアリアと二重唱の抜粋(ナレーション解説付き)

『仮面舞踏会』と『オテロ』は、共に夫が妻の不貞を疑い、悲劇へと落ちていくオペラです。
しかし、男達の嫉妬は、それだけ妻をかけがえのない者と考える純情を示してもいます。
そこで、このコンサートを『男と女、嫉妬と純情』と題しました。

『オテロ』では、総督オテロの純情を手玉に取って操る悪魔的なイヤーゴも見ごたえがあります。
イヤーゴは女に対してではなく権力への嫉妬ですね。
実は私にとってはこういう悪い男も非常に魅力的に思えるのです。女心の不思議ですね。

折しも桜の季節。清らかに、でもどこか危うげな妖しさも漂う花・・・
そんな二重性をこの嫉妬と純情の間で揺れる男達にも見てしまいます。
そして、誠を尽くしながらも運命に翻弄されていく女達の涙。
春の宵、男と女の心の機微をお楽しみ頂けたでしょうか。

今回は会員限定で公募はしませんでしたが、満席のお客様で賑わい、厚く御礼申し上げます。
いよいよ、サロン活動を再開していく自信もつきましたので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

2月のオペラ

サロンオペラやオペラティールーム企画のオペラで活躍していただいた歌手が出演します。
興味のある方はぜひ見に行ってくださいね。

●プッチーニ作曲『蝶々夫人』
会場:アルカイックホール
日時:2010年2月7日(日) 14:00開演

ピンカートン役で千代崎元昭さん、スズキ役で橋爪万里子さんが出演されます。

●P.マスカーニ作曲『ザネット』と、G.C.メノッティ作曲『アメーリア舞踏会へ行く』
会場:アルカイックホール・オクト
日時:2010年2月20日(土) 16:00開演

アメーリアの夫の役で油井宏隆さん、メイド役で田村香絵子さんが出演されます。

どちらも詳細は下記HPにて
http://hccweb1.bai.ne.jp/archaic/event/hall/ongaku.html#_0206_A
 

オペレッタ『天国と地獄』

今年もぐるっぽユーモアのオペラの季節が巡ってきました!
阪神大震災後、人々に光と希望を与え続けてきたこの団体のファンは多いですね。
今年はオッフェンバックの『天国と地獄』。
運動会のBGMでよく聞くあの曲以外は知らない人が多いかもしれませんが、なかなか面白いオペレッタですよ。

オペレッタ『天国と地獄』
・会 場 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
・開 演 14:00 (開 場 13:20)
・料 金 自由 \1,500
・発売日  一般 2009年9月1日(火)
・お問合せ 溝口:0798-71-8455

チケットは芸文センターのチケットオフィスの電話予約または窓口販売でお買い求めください。

芸文センター公演カレンダー
http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/asp/01_calendar.aspx

オータムコンサート@新大阪

オペラティールームでも何度か歌って頂いたテノール、千代崎元昭さんのお弟子さんたちのコンサートです。

『Autumn Concert 2009 in Osaka』
日時:  10月17日(土)13:30開演 13:00開場
会場:  ムラマツリサイタルホール新大阪
入場料: 2,000円(学生1,000円)
お問い合わせ、申し込み: 080-3922-4167(近藤)

演目はリストのピアノ曲、イタリアオペラのアリア、ドイツリートなど。
長年ヨーロッパ各地の一流歌劇場で歌ってこられた千代崎氏と、欧州で活躍してこられた有名なピアニストの斉藤京子さんも、ワグナーの『ワルキューレ』第一幕の二重唱で出演されます。

ムラマツリサイタルホール
http://www.muramatsuflute.com/hall/hall_access.html

ルクリーシア

3月の関西のオペラ情報です。

関西二期会のオペラ『ルクリーシア』が3月13日(金)と14日(土)にアルカイックホール・オクトで上演されます。
ブリテンのオペラで、古代ローマ時代が背景です。

http://www.kansai-nikikai.gr.jp/090313.html

オペラティールームのサロンオペラでもおなじみのバリトン、油井宏隆さんが14日の公演に出演されます。
今回はヒロインを陵辱する悪役ですが、実際の油井さんは心優しい紳士ですよ。

各種プレイガイドでは既にA席以外は売り切れですが、下記フォームからご連絡頂けたらS席B席も手配できます。
希望席種と枚数、送り先をお知らせください。

http://bautta.com/form/form.html

伊丹でガラコン

今度の日曜日、千代崎元昭氏の門下生たちによるガラコンが伊丹であります。
当日券もありますから、興味のある方は聴きに行ってみませんか?

日時:10月19日(日)13:30開演
会場:伊丹市立文化会館「いたみホール」中ホール(阪急伊丹駅から北へ徒歩3分。JR伊丹駅より西へ徒歩8分)
    http://hccweb1.bai.ne.jp/itamihall/

千代崎氏は長年ヨーロッパ各地の劇場で歌ってこられたベテランテノールで、近年は日本での後進の指導にも力を入れておられます。
その発声メソッドは、まさに黄金期の大歌手たちと渡り合った本格的なもので、歌を歌う方にとても参考になるばかりでなく、一般の方にも大変印象的なものだと言えます。
ぜひ一度、千代崎ワールドをご体験ください。
出演する門下生は、プロを目指す若手から、すでに第一線で歌っているプロの歌手まで多数。

9月7日(日)の『ルチア』

昨年、サロンオペラで好評を博した『ランメルモールのルチア』が、9月に兵庫県立芸術文化センターでご覧になれます。
15:00(開場14:30)から小ホールで。
入場料: \3,000
主要メンバーはサロンオペラと同じで、田村香絵子、油井宏隆、瀬田雅巳。
サロンオペラでの公演を見逃した方は必見ですよ!

公演カレンダー9月分をご覧下さい。
http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/center/top.html

チケット申し込み、お問い合わせは、tel&fax 072-772-6475(田村)

経過報告

ご心配おかけし、申し訳なく思っています。
4月23日に入院、5月1日に手術を受け、8日に退院しました。
納得できる医師と医療体制を求めて転院したため、予定より約1ヶ月遅れになりました。
術後経過は今のところ順調ですが、来週からは術後療法に入ります。
かなり厳しい治療が来年末くらいまでは続きそうです。
早く復帰してサロンオペラも再開したかったのですが、しばらくは難しいようです。
2010年には無事に社会復帰できることを祈って、とにかく治療に専念します。

この春からは友人達の演奏会を聴きに行けなかったことが残念でしたが、みんな頑張っている様子を聞き、心強く思っています。
ますますのご活躍を祈っています。

治療のためしばらく休場します。

実は、今月初めに乳癌を宣告され、来月くらいには手術になりそうです。
特に自覚症状もないので検査の合間にちょこちょこ出かけていましたが、先日の岡崎さんのリサイタルを最後にしばらく活動を休止することにします。
手術後はかなり長期の治療、療養が必要になりそうです。
術後の治療がけっこうきついので、少なくとも年内のオペラやコンサートは見に行くのも上演するのも難しいと思います。
予定していたイタリア旅行もキャンセルすることになり、とても残念です。
オペラ鑑賞でお会いしていた方たちやサロンオペラを楽しみにして下さっていた方たちには申し訳ないですが、しばらくの隠遁生活をお許し下さい。

また元気になってオペラ再開の時は、よろしく〜!
 

岡崎他加子ソプラノ・リサイタル

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昨夜は西宮のプレラホールで、岡崎他加子さんのリサイタルを聴いてきました。
その歌唱は、また一皮剥けたかなと思えるもので、本当に彼女の進歩向上はどこまで行くのかおそろしいほどです。
しかも、歌だけでなく、ステージマナーも優雅になってきて、歌によって色づけられる表情、しぐさも自然で表現力に富んだものになっていました。
今回はワグナー初お目見えで、まだ勉強中といいながら、堂々たる歌唱に唖然。
これから、イタリア物にとどまらない幅の広い活躍が期待できそうです。
でも、イタリア物が好きな私は、やはり『仮面舞踏会』のアリアに最も強く惹きつけられました。
リストの大作歌曲ははじめて聴く曲だったけど、その深い表現と声のコントロールに驚嘆。
弱声がとてもうまくなってきています。

そして、岡崎さんのご主人フランコさんは、伴奏に独奏にと、その素晴らしいピアノでこの公演を支えていらっしゃいました。
ちなみに、彼はイタリア人なのに大のワグナー好き。
さすがと言えるピアノソロを聴かせてくれました。

ほぼ満席のお客様で、たくさんの方たちが岡崎さんの新たなファンに加わったのではないかと思います。
終演後、熱を帯びた感嘆の声が、ホワイエのあちこちで聞かれた一夜でした。

<曲目>

★第一部
ジョルダーノ:"いとしい人よ"
スカルカッティ:"すみれ"
ヘンデル:"私を泣かせてください"
ベッリーニ:"激しい希求"
ベッリーニ:"お願い、私の偶像よ"
ベッリーニ:"私を喜ばせてください"
リスト:ペトラルカの詩による3つのソネット
 "心に平安を見つけられず"
 "讃えよう、あの日を"
 "私は地上で見た"

★第2部
ベッリーニ:『ノルマ』より “浄き女神”
プッチーニ:『トスカ』より “歌に生き、愛に生き”
ヴェルディ:『仮面舞踏会』より "ここがあのおそろしい場所"
ワグナー:『ローエングリン』より "エルザの大聖堂への行進"(ピアノ独奏)
ワグナー:『ローエングリン』より "エルザの夢"
ワグナー:『タンホイザー』より 『崇高なる殿堂よ』

(アンコール曲)
プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』より "私のお父さん"
越谷達之助:"初恋"

写真は、終演後のロビーでの岡崎他加子さんとご夫君のピアニストフランコ・マッサーロさん。

ブルーレイの勝利

今日の朝刊に、東芝がHD-DVDから撤退検討とありました。
すでにシェアが落ちていく一方だったので、やはり勝負あったかの感がします。
しかし、かつてのビデオではVHSに負けたベータの購入者が互換性もないまま取り残された例が頭をよぎります。
次世代DVDの世界でも、やはりHD-DVDの利用者は不利益をこうむるのではないかしら。
一時はHD-DVDとブルーレイの両者歩み寄りかとも思える展開もあったのですが、難しかったのでしょうか。
うちはブルーレイのソニーで揃えたので心配することもないのですが、なんだか気になります。
この勝負、仕様や販売戦略などいろいろな要因が作用したのでしょうが、私から見ると、命名の良し悪しも大きく響いたのではないかと思えます。
お店に行って、HD-DVD下さいって言うより、ブルーレイくださいって言う方が言いやすいもの。
こんな風に思うのって、アルファベットに弱い私だけかしら…?

訃報

昨日、星さんが亡くなられました。
奥様や妹さんとレストランで食事中の急な発作で、病院に運ばれたときにはもうダメだったそうです。
すぐに友人たちやヨーロッパ在住の親戚が駆けつけて、ご遺族を助けてくださっているそうです。
星さんは、もう1年以上前から遠からずこうなることを予測しておられたようで、体調がすぐれない中でも、見事な身辺整理をされていたとか。
奥様から、オペラティールームでお世話になった方たちにお礼を申し上げます、とのことです。

星さんのオペラティールームへの貢献は計り知れないものがありました。
あたたかい人柄と広範な知識で私たちを楽しませてくださった方で、むしろ、私の方が星さんにお礼を言わなくてはいけない立場です。
なんだか、大きな支えを失ったような気がしています。
このサイトにも、いくつか記事を残してくださっていますので、「自習室」や「オペラの謎」など読んで、彼を偲んでください。